現代世界の呪術―文化人類学的探究

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現代世界の呪術―文化人類学的探究

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  • サイズ A5判/ページ数 480p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861106910
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

内容説明

呪術の合理性とは?呪術を問うことの現在的な意義はなにか?人類学の黎明期から議論されてきた問題を、物質性や感覚経験という切り口からアップデートする。

目次

総論(現代世界において呪術を問うこと;偶然と必然を結ぶ妖術―アフリカにおける妖術的現実の存在様相)
第1部 多元的知識実践環境における合理性の再検討(呪術・宗教・科学を再考する―あるいは呪術における非合理性;呪術が禁止されるとき―インドにおける合理主義運動がもたらす迷信としての呪術;カザフスタンにおける伝統医療とエムシ(治療者)の活動
動物磁気術と催眠術の近代―科学と呪術のはざまにおける実践=知の誕生の素描)
第2部 呪術とコミュニケーション(ベナンにおけるブードゥのメディア転回;恐れを通じた干渉―ガーナ南部における挨拶、遊び、王権闘争;すべてははじめからわかっていた―東南アジア大陸部山地民ラフの呪術と動物;「フェティッシュ」を飼い馴らす)
第3部 感覚とマテリアリティの呪術論(感覚・マテリアリティ・言葉―ヴァヌアツにおける邪術と科学の関係を起点として;西欧近世の魔術信仰における感覚・実践・マテリアリティ;感覚・マテリアリティ・言葉―ヴァヌアツにおける邪術と科学の関係を起点として;西欧近世の魔女信仰における感覚・実践・マテリアリティ;不可視を「見る」、不可解を「語る」―東北タイにおける呪術と感覚経験;妖術師の生成するところ―ベナンの新宗教の実践における身体・情動・マテリアリティ;あるはずのないものへの疑念―北タイにおける呪術と情動;経験されざるものを知る―マダガスカル漁撈民ヴェズにおける霊と呪術のリアリティ)

著者等紹介

川田牧人[カワダマキト]
成城大学文芸学部教授。文化人類学、宗教人類学

白川千尋[シラカワチヒロ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授。文化人類学

飯田卓[イイダタク]
国立民族学博物館教授。生態人類学、視覚メディアの人類学、文化遺産の人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。