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ノイズ/ミュージック―歴史・方法・思想 ルッソロからゼロ年代まで

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  • サイズ B6判/ページ数 385,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622078173
  • NDC分類 762
  • Cコード C1073

出版社内容情報

先鋭的な実験音楽や実験的ポップ(ロック、ジャズ)のスタイル・方法・思想・歴史について芸術論、音楽学、現代思想より考察

音楽を深く味わう者、探究する者にとって「ノイズ」の考察は最も深遠なテーマである。本書では先鋭的な実験音楽や実験的ポップ(ロック、ジャズ領域など)について、そのスタイル・方法・思想・歴史を、芸術論、音楽学、現代思想より考察する。J・ケージ、K・シュトックハウゼン、V・アンダーグラウンド、ジャーマン・プログレ、T・グリッスル、O・コールマン、D・ベイリー、J・ゾーンから灰野敬二、秋田昌美、非常階段、大友良英まで。

序/1 はじまり/2 テクノロジー/3 フリー/4 エレクトリック/5 プログレッシヴ/6 不条理/7 インダストリアル/8 パワー/9 ジャパノイズ/10 メルツバウ/11 サウンド・アート/12 カット/13 聴取/ディスコグラフィ/文献/索引

内容説明

ジミ・ヘン、コールマン、ノイ!、PiLからベイリー、ゾーン、高柳昌行、灰野敬二、秋田昌美、非常階段、大友良英まで。ノイズ研究家ヘガティ、初の邦訳書。

目次

はじまり
テクノロジー
フリー
エレクトリック
プログレッシヴ
不条理
インダストリアル
パワー
ジャパノイズ
メルツバウ〔ほか〕

著者等紹介

ヘガティ,ポール[ヘガティ,ポール] [Hegarty,Paul]
1967年生まれ。アイルランドのユニヴァーシティ・カレッジ・コーク(University College Cork)准教授。音楽活動では、自身のノイズ・バンドを持ち、サウンド・アートやインスタレーション作品を発表。また、実験音楽のレーベルを運営している。大学では哲学と視覚芸術・視覚文化を担当。バタイユとボードリヤールを専門とし、その分野での著書もある

若尾裕[ワカオユウ]
1948年生まれ。専門分野は音楽療法学を含む臨床音楽学。作曲家、即興演奏家としても活動。現代音楽後の新しい音楽の創成をテーマとしている

嶋田久美[シマダクミ]
東京芸術大学音楽学部楽理科卒業、神戸大学大学院人間発達環境学研究科修士課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在籍中、日本学術振興会特別研究員。専門分野は音楽学・美学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

29
ノイズ論音楽本質理論だが数学的な説明も可能 #説明歌 せっかくの日本の音楽紹介はデータ連動検討課題 #短歌2017/04/19

しゅん

21
再読。好きな音楽と好きな思想家がたくさん出てくる時点で手放しで愛してる。音楽と非音楽の線引きが禁忌と侵犯の繰り返しで更新され続けるというバタイユ『エロティシズム』的な通底イメージはありますが、全体として一貫した論を通したいというよりも、「ノイズ」を通してジャズ、パンク、プログレ、インダストリアル、サウンドアートなどあらゆる音楽ジャンルの性質をそれぞれに見つけてくるような作りになっている。「ジャパノイズ」の章の後に「メルツバウ」の章が出てくるのには笑う。2017/08/09

Tenouji

11
ん~、哲学臭が強く、断念します…2019/05/20

1959のコールマン

3
☆3。ノイズミュージックに対する愛はよく伝わってくる。が、なにせ理屈が優先しすぎ。どうしてまたこうもテツガクと絡めたがるんだろうか?ノイズミュージックでなはくフリージャズだが、横井一江氏、副島輝人氏の地に足がついた評論と比べると、空中遊泳しているみたい。まあ、理屈こねてる文章は嫌いじゃないから最後まで読んでしまったが、過去にメルツバウ=秋田昌美氏の書いた「ノイズ・ウォー」という名著があるからどうしてもそれと比較しちゃうよ。訳者あとがきの若尾裕氏の解説が分かりやすくて、それが救いと言えるかも。2019/03/02

doji

2
このまで体系的にまとめられるととても読みやすく、知っているのことと知らないことの位置付けが明確になるような思いだった。現代哲学からの参照がとても興味深く、手を伸ばしたくなる本が増える一冊。2016/04/03

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