黙って踊れ、エレクトラ―ホフマンスタールの言語危機と日本

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  • サイズ A5判/ページ数 390p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861106378
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C0098

内容説明

「西洋」から「東洋」へ、「言葉」から「身体」へ。ウィーン世紀転換期文学を代表する作家フーゴー・フォン・ホフマンスタール。代表戯曲の一つ『エレクトラ』や、その日本初演をめぐる演出家・松居松葉、森鴎外らとの書簡から、ホフマンスタールが希求した「東洋」「日本」の姿、20世紀初頭の異文化交流の在り様を探る。

目次

序論 二通の書簡―「西洋」と「東洋」の交差
第1章 ホフマンスタールの「オリエント」像(言語危機と「オリエント」;ドイツ語圏のオリエンタリズムとホフマンスタール)
第2章 ギリシア関連作品に表われたオリエント性(『エレクトラ』;『恐れ/対話』;『ギリシア』)
第3章 ホフマンスタールの日本像とその変遷(ジャポニスム以前の日本への関心;「若きウィーン派」とジャポニスム;ホフマンスタールとハーン;『心』のホフマンスタール作品への影響;人間存在の超個人性;『エレクトラ』のなかの「プレエクシステンツ」と「エクシステンツ」)
第4章 非西欧的身体表現(「未知なる言語」を求めて;貞奴の印象;モダン・バレエの先駆者たちからの影響;『エレクトラ』の踊り)
第5章 松居松葉による『エレクトラ』日本初演(明治・大正期のホフマンスタール変容;松葉の『エレクトラ』公演;『エレクトラ』の反響)
結論 憧れと錯覚の文化交流―新たな自己創造のために

著者等紹介

関根裕子[セキネユウコ]
1960年生まれ。国立音楽大学卒業後、高校の音楽教員を経て、埼玉大学で独文学を専攻、筑波大学大学院博士課程満期単位取得退学。ウィーン大学留学。博士(文学)。専門は、ホフマンスタールを中心としたウィーン世紀転換期文学と文化、音楽文化史。現在、早稲田大学、明治大学、学習院大学、日本女子大学、武蔵大学、上智大学等で非常勤講師を務める傍ら、合唱指揮者としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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バナナ

0
ホフマンスタール、言語危機、ディオニュソス的なもの、日本、東洋、オリエンタリズム、ギリシャ劇など様々な要素が絡み合っていて、それが考察されほどかれていく様が面白い。「エレクトラ」の上演の部分では、松居松翁の人となりみたいなものが垣間見れた。この後松居松翁が精神分析に関心を持って息子とオイディプス王を上演することとの関連も考えたいなと思わされた。2021/02/23

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