新潮文庫<br> 愛さずにはいられない

個数:
電子版価格
¥1,155
  • 電子版あり

新潮文庫
愛さずにはいられない

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月28日 07時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 779p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101197258
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

1960年代後半。芳郎は東京で下宿生活を送る高校生だ。酒や煙草を嗜み、本や映画、音楽に親しみながら、ゴーゴークラブで夜遊び三昧。だがその心には郷里の母親との確執が影を落としていた。童貞を捨てた彼はセックスにのめり込み、やがて運命の女、由美子に出会う。そして、互いを求め合い、傷つけ合う日々が始まった。繊細で無軌道な少年と、若者たちの混沌の時代とを描き出す自伝的長編。

内容説明

1960年代後半。芳郎は東京で下宿生活を送る高校生だ。酒や煙草、夜遊びに耽る毎日だが、その心には母への憎悪が深く影を落としていた。童貞を捨てた彼は性にのめりこみ、やがて運命の女、由美子に出会う―。無軌道な少年時代と実母との確執とを赤裸々に描き、「この作品こそ自分自身」と著者に言わしめた唯一の自伝的作品であり、遺された数多の作品世界の原点ともいうべき特別な長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

213
藤田 宜永は、新作中心に読んでいた作家です。先日読んだ小池 真理子のエッセイ「月夜の森の梟」の中で紹介されていた未読の本書を読みました。著者の自伝的早大学院性春冒険譚、高校生の時代だけで779頁なので、お腹一杯です。著者は当時モテたんでしょうね。小池 真理子の解説もGOODでした。 このレビューは、Ray Charlesの愛さずにはいられないをBGMに書きました♪ https://www.youtube.com/watch?v=YDqwmaI_IdU 改めて著者のご冥福をお祈りいたします。 【読メエロ部】2021/12/27

コジターレ

12
自伝小説。子供の頃には抗えない親からの支配や呪縛、それを根っことした女性との破滅的な関係、「理解してほしい」「愛されたい」という精神の希求。これらを自分の中で熟成し、落とし込み、小説にできるまで30数年の月日を要したのだろう。そのくらい親との確執、空虚感、理解されない寂しさは、重く人生にのしかかるものなのだろう。若い頃の体験とそれに付随する感情、母親との確執を語る人に対して一般常識の枠で説得しようとした日々の後悔、そして自身の親との確執などを思い出さずにはいられない、少々辛い読書だった。2022/10/28

としき

8
愛さずにはいられない!とても実の母子とは思えないくらい彼は母を嫌い憎んだ。そのエネルギーは何処から来たのか?彼は本当は母が好きで好きで堪らなかった。どうしてその母の胸に飛び込んで甘えればいいのか?わからなかった。その反動が母子の確執となり、憎悪に変わっていったのではないか?彼女に対する異常な愛情表現も、その母はが起因している。実現できなかった愛情表現を彼女に求めた。母の面影を彼女に投影したのではないだろうか?愛情と憎悪は背中合わせ!タイトル通り彼は母も彼女も愛さずにはいられなかった。自分も同じなのかも。2021/06/08

おさと

6
長かったーー!自伝とはびっくり。2021/06/20

Tomomi

5
なかなか重かったです。 やっぱり作家さんって凡人とは違う。。。 その後の成功がわかっているのでそれほどではないですが、少し後味の悪さが残りました。2021/07/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17684595
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品