出版社内容情報
時の経過の意味とは――?天正大地震から400年、ダムに沈んだ飛騨の小村と東京渋谷の歓楽街を往来する、謎の殿様をめぐる物語。御母衣ダムに沈んだ飛騨の小村と、その住民たちが移り住んだ東京渋谷の円山町。対照的でありながら数奇なつながりをもつ2つの場所を、能装束姿の謎の殿様が往来する。江戸期の数度の大地震、明治期の鉱山開発、そして高度成長期のダム建設…と時代に翻弄されてきた村の記憶と、花街として栄えた円山町で起こるOL殺人事件、道玄坂地蔵をとりまく人間模様などが、時空を超え、多彩なストーリーテラーにより語り紡がれてゆく。
1 飛騨白川郷
2 東京渋谷
ソーントン不破直子[ソーントンフワナオコ]
著・文・その他
内容説明
天正大地震から四百年―奥飛騨の小村と東京渋谷の歓楽街を往来するコスプレの殿様をめぐる謎。
著者等紹介
ソーントン不破直子[ソーントンフワナオコ]
1943年生まれ。日本女子大学文学部英文学科卒。米国インディアナ大学にて比較文学の修士号と博士号を取得。日本女子大学文学部英文学科教授を経て、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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