出版社内容情報
日々悩み、迷いながら生きる若い男女の心情が、公園の池畔でゆっくり交差する――。哲学者が抒情的な散文・詩で奏する、生への讃歌。
松永澄夫［マツナガスミオ］
著・文・その他
内容説明
木立のざわめきに、生命のほとばしりが響き合う、秋。都会の公園。日々の生活を悩み、彷徨い生きる若い男女の想いが、池の畔で交差する。やがてそれは、ゆっくりと波紋を立てはじめて―。哲学者が「生」を言祝ぐ、珠玉のストーリー。
著者等紹介
松永澄夫［マツナガスミオ］
立正大学教授（２０１８年３月末日退職予定）・東京大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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袖崎いたる
6
ううむ、物語になってるようでなってない。処女作が幻想で男女を出会わせるかたちだったけど、二作目ではいちおう現実になっている。前作とのつながりで言えば、どちらも「想い」が主語になっている気配がある。まえは風になることが賭けられてて、こちらも基本は同じながら、十字路になりたいというアイデア？テーマ？もあったり。観念的というやつだ。あとは音へのこだわりが強い。2019/11/13
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