内容説明
1463年、朝鮮王朝の時代に刊行された『妙法蓮華経』中の『法華経』と北宋の戒環著『法華経要解』の中世韓国語による翻訳文と夾注の日本語訳。中・近世の東アジア漢字文化圏における『法華経』理解の精髄。
目次
五百弟子授記品第八
授学無学人記品第九
法師品第十
見宝塔品第十一
提婆達多品第十二
持品第十三
安楽行品第十四
従地涌出品第十五
如来寿量品第十六
分別功徳品第十七〔ほか〕
著者等紹介
河瀬幸夫[カワセユキオ]
1945年、東京都大田区に生まれる。1973年、早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程を修了し、私立横須賀学院高校の国語教員となる。1979年、韓国を旅行したことが契機となり、韓国語の学習を始める。2003年、横須賀学院を退職して、ソウルの東国大学校大学院仏教学科(仏教史学専攻)に入学。在学中、高麗大蔵経について学ぶ中で、一五世紀に創制された当時のハングルを使い韓国語に翻訳された多数の仏典があることを知る。2007年に大学院の課程を終えた後、横浜の自宅で韓国語仏典の日本語訳に専念する
金星周[キムソンジュ]
1965年、慶尚南道統営市出生。東国大学校師範大学(教育学部)国語(韓国語)教育科を卒業。同大学院国語国文学科の文学修士・文学博士課程を修了。1997年、東国大学校大学院国文科で「韓国語の使役文研究」により博士学位を取得。1999~2002年、トルコ国立アンカラ大学韓国語文学科教授。2003~2007年、ソウル大学校奎章閣韓国学研究院先任研究員。2008~2011年、韓国技術教育大学校文理閣研究教授。2017年現在、東国大学校国語国文学科大学院講義専担教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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