内容説明
急速な経済成長のもとで開発が進むなか、アジアの都市文化の多様性をどのように継承すべきか?バンコク、ハノイ、仁川、マカオ、マカティ、ペナン、台北、横浜・山手、東京・神楽坂の9都市における歴史と文化を活かした都市再生の先進事例を紹介・解説。新たな都市計画モデルを展望する。各国の執筆者らによる座談会やカラー口絵も収録。
目次
対談 アジアにおける都市保全
概論 都市遺産の保全に関する国際的な理念・規範の発展
ターティエン・コミュニティの活性化(バンコク)
暮らしに歴史を取り戻す―ハノイ旧市街、ターヒエン通りの再生(ハノイ)
韓国の近代景観の保全と活用(仁川)
聖ラザロ地区の活性化(マカオ)
高度に都市化されたまちの旧市街を保存する―マカティ市ヒスパニック地区における遺産保全プロジェクト(マカティ)
観光と遺産保全が都市を蘇らせ、成長させる(ペナン)
台北市大稲〓(てい)迪化街の保全活動(台北)
座談会Part1 アジアの都市保全の未来
日本の都市保全―横浜と東京の事例から
座談会Part2 都市の変化との付き合い方
著者等紹介
鈴木伸治[スズキノブハル]
京都大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了。同専攻助手、関東学院大学工学部土木工学科専任講師・助教授を経て、横浜市立大学国際総合科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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