子どもの“内面”とは何か―言語ゲームから見た他者理解とコミュニケーション

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子どもの“内面”とは何か―言語ゲームから見た他者理解とコミュニケーション

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  • サイズ 46判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861105562
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0037

内容説明

通常の理解の枠組を逃れる存在である子ども、特に心的能力をもたないとされる子どもの“内面”はどのように見出せるのか。コミュニケーションの不確実性や子どもにとっての教育の両義性をウィトゲンシュタインの言語論をもとに明らかにしつつ、その可能性を探る。

目次

序章 問題の所在と研究方法
第1章 内面に関する一人称的アプローチの批判―生命倫理学における還元論的な人格概念をめぐって
第2章 内面に関する三人称的アプローチの批判―脳科学の可能性をめぐって
第3章 言語ゲームにおいて表出される“内面”の位置価
第4章 アスペクトとして顕現する“内面”でのダイナミズム
第5章 「理由の論理空間」とその裂け目―他者理解の規範的な側面
第6章 “内面”に関する語りの道徳と倫理の両義的関係―ダイアモンドの「現実の難しさと哲学の難しさ」をめぐって
終章 他者理解の機制―表出される“内面”とその倫理学的様態

著者等紹介

杉田浩崇[スギタヒロタカ]
愛媛大学教育学部講師。1984年滋賀県生。2012年に広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了(博士(教育学))後、広島大学大学院教育学研究科助教を経て、現職。専攻は教育哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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