内容説明
ベラ・レーヌ、ニコラ・バタイユ、観世寿夫―。演出家・翻訳家として50年にわたって活躍する著者が綴る、演技術、舞台人としての矜持、さまざまな劇界との交流の日々。
目次
第1章 ベラとともに(心のなかのせりふ;日本でのベラの歩み;ベラ・システムによる作品へのアプローチ)
第2章 さまざまな出会い(坂東玉三郎―舞台の魔術;深川定次―超一流の職人;ジャン・ルイ・バローと観世寿夫―遠大なビジョン;ニコラ・バタイユのプロフィール;不条理劇に対するニコラ・バタイユの解決法―様式・技法・想像力)
第3章 『私は太田、広島の川―朝は、夜の闇に包まれた』を巡って(『私は太田、広島の川』を支えてくれた人たち;アレーグルの劇的構造;最後の役作り―追悼・西本裕行;土地の力を借りて―『私は太田、広島の川』広島公演;上演台本『私は太田、広島の川―朝は、夜の闇に包まれた』)
著者等紹介
岡田正子[オカダマサコ]
演出家・翻訳家。1929年、東京生まれ。文化学院(大学部文科)卒。1952年に渡仏、ベラ・レーヌ女史に師事し、ベラ・レーヌ・システム(演技の基礎訓練)の指導を許可される。帰国後、宝塚歌劇団等での演劇講師や、フランス戯曲の本邦初演作品の翻訳・演出など、精力的に活動。1996年にフランス政府より芸術文化勲章(シュヴァリエ)を、2011年にフランスのSACD(劇作家・劇作曲家協会)よりボーマルシェ賞(メダル)を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 日本書目大成 〈第4巻〉