出版社内容情報
生まれ育った町、北朝鮮・清津。
1945年8月13日、ソ連軍の侵攻により、家族自決を決意した父。しかし、息子は「生きたい」と言った。
生き延びた清津中学校の元生徒たちが苦難の引揚げ体験を語る。
浅井亜紀子[アサイアキコ]
内容説明
1945年8月13日、ソ連軍の侵攻により、家族自決を決意した父。しかし、息子は「生きたい」と言った。生き延びた北朝鮮・清津中学校の元生徒たちが苦難の引揚げ体験を語る。同窓誌『天馬山』の体験録より。
目次
概説 日本人の朝鮮半島への移動、そして引揚げ
第1部 北朝鮮と私―佐藤尚のライフストーリー
第2部 清津での暮らしと学校生活(『天馬山』の記録から)(清津という町;清津中学校での学び、学友、先輩;清津中学校の教師たち;学徒動員・予科練)
第3部 心に刻まれた引揚げの苦難(『天馬山』の記録から)(はるかなる天;家族との別れ;北朝鮮脱出記;五七年ぶりに届いた手紙;引揚げの思い出;内地で終戦、終戦前の引揚げ、その後)
著者等紹介
浅井亜紀子[アサイアキコ]
1961年生まれ。桜美林大学リベラルアーツ学群教授。東京女子大学文理学部卒業後、富士ゼロックスに四年間勤務、サンフランシスコ州立大学スピーチコミュニケーション大学院に留学(異文化コミュニケーション・修士)。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科(人文科学・博士)。カリタス女子短期大学言語文化学科准教授を経て、2009年より桜美林大学リベラルアーツ学群コミュニケーション学専攻准教授、2016年より教授。専門は、異文化コミュニケーション、異文化理解教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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