ペーター・フーヘル 現代詩への軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 401p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861104817
  • NDC分類 941
  • Cコード C0098

内容説明

20世紀ドイツ、激動の時代と切り結んだ詩人の生。追憶の抒情的自然詩は、ナチスの政治的抑圧やドイツ分断の悲劇により、いかなる変貌を遂げたのか。同時代の社会的・思想的背景のなかで作品を評価する、初の本格的評伝。

目次

第1章 幻の処女詩集(鮮やかなデビュー;資質の発見 ほか)
第2章 『詩集』(「少年の池」;ヨーロッパ悲しき一九三〇年 ほか)
第3章 第二詩集『国道 国道』(『意味と形式』の出発;ヨハネス・R.ベッヒャー ほか)
第4章 それから(ベルリン;別れ)

著者等紹介

土屋洋二[ツチヤヨウジ]
1945年、伊豆・韮山に生まれ、横浜に育つ。1968年、東京外国語大学ドイツ語科、卒業。1971年、京都大学大学院修士課程ドイツ語ドイツ文学専攻、修了(文学修士)。同年、愛知大学教養部講師。1994年、愛知大学文学部教授。1976年より1978年までボン大学、ベルリン自由大学に留学。2004年春学期、ミュンヘン大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Shunsuke Sasaki

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 大学生時代お世話になった、土屋先生が書かれた本。 1920年代から70年代に活躍した詩人ペーター・フーヘルに対する考察が中心。  人はどんな環境においても、自由に生きたいと願うもの。フーヘルがナチ時代に沈黙し、東ドイツ時代に彼が勤めていた編集長というポジションを、党幹部との対立で追われた時も、恐らく彼は信念を貫いたのだろう。それは 、いつの時代も国家がいくら強くても、必ずどこかに綻びがあり、と同時に、人は自由を求めるという証明では無いのだろうか。2016/05/09

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