内容説明
20世紀ドイツ、激動の時代と切り結んだ詩人の生。追憶の抒情的自然詩は、ナチスの政治的抑圧やドイツ分断の悲劇により、いかなる変貌を遂げたのか。同時代の社会的・思想的背景のなかで作品を評価する、初の本格的評伝。
目次
第1章 幻の処女詩集(鮮やかなデビュー;資質の発見 ほか)
第2章 『詩集』(「少年の池」;ヨーロッパ悲しき一九三〇年 ほか)
第3章 第二詩集『国道 国道』(『意味と形式』の出発;ヨハネス・R.ベッヒャー ほか)
第4章 それから(ベルリン;別れ)
著者等紹介
土屋洋二[ツチヤヨウジ]
1945年、伊豆・韮山に生まれ、横浜に育つ。1968年、東京外国語大学ドイツ語科、卒業。1971年、京都大学大学院修士課程ドイツ語ドイツ文学専攻、修了(文学修士)。同年、愛知大学教養部講師。1994年、愛知大学文学部教授。1976年より1978年までボン大学、ベルリン自由大学に留学。2004年春学期、ミュンヘン大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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