内容説明
土方巽は、言葉によってイメージを導き、身体を変容させる暗黒舞踏技法を創り上げた。土方の直弟子であり、現在も踊りつづける著者が、残された稽古ノートとワークショップの記録からこの技法を明らかにする。
目次
序 課題と方法―土方暗黒舞踏技法への一歩
1 生い立ちと原風景―『病める舞姫』を中心に
2 時代背景と思想形成―上京から体験舞踊まで
3 土方の主要作品と技法―二七年間の軌跡
4 土方暗黒舞踏技法―「なる」身体
5 「歩行」と「型」―舞踏技法を支えるイメージ
6 消える構造―土方巽と芦川羊子のワークショップから
結 器としての身体―刻々の変貌
補章 土方巽・暗黒舞踏の受容と変容
著者等紹介
三上賀代[ミカミカヨ]
舞踏家。京都精華大学教授。徳島県生まれ。お茶の水女子大学国文科卒。同大大学院博士課程修了(学術博士、舞踊学)。土方巽、野口三千三に師事。現在、とりふね舞踏舎を主宰し、国内外で舞踏公演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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