中世英語英文学〈1〉その言語・文化の特質

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  • サイズ A5判/ページ数 283p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861104282
  • NDC分類 930.24
  • Cコード C0098

内容説明

『カンタベリー物語』『ガウェイン卿と緑の騎士』『梟とナイチンゲール』などの作品を多面的に読み解き、“音の文学”としての中世英文学の魅力を現代に蘇らせる。

目次

第1部 文化・文学編(中世文学―その時代の諸相と特質;中世イギリス文化と「個」の意識―小説の起源を求めて;中世英語英文学、あるいはその現代性;英語史的/文体論的英詩鑑賞のすすめ;言語、あるいは文学研究のゆらぎとひろがり―ジョン・ハインズ『過去からの声:英文学と考古学』を読む;『ガウェイン卿と緑の騎士』研究の一書―鈴木榮一『サー・ガウェイン頌』を読む;マニュスクリプト・コンテクスト研究の成果と課題―Thorlac Turville‐Petre,England the Nation:Language,Literature,and National Identity 1290‐1340を読む;『梟とナイチンゲール』の新しい版について―Neil Cartlidge,The Owl and the Nightingale,Text and Translationを読む)
第2部 言語編(The Owl and the Nightingaleへの個別文体論的アプローチ;Sir Gawain and the Green Knightと登場人物の文体的個別性;Sir Gawain and the Green Knightにおける二人称代名詞YEとTHOUの交代移行について;中英語テクストの多様性/多義性と辞書;Sir Gawain and the Green Knightにおけるacole and kyse―clip and kysseとその異形;The Owl and the Nightingaleにおける反復;Repetitive Word Pairsの諸相;中世文学とテクスト校訂―『梟とナイチンゲール』二つのテクスト校訂)

著者等紹介

菊池清明[キクチキヨアキ]
1952年、東京都生まれ。1982年、関西外国語大学大学院英語学専攻博士後期課程修了。愛媛大学助教授、東京都立大学・首都大学東京教授を経て、立教大学文学部教授。言語文化学博士(大阪大学)。2003年‐2004年、オックスフォード大学英文学科招聘研究員並びにオックスフォード大学ユニバーシティ・コレッジ上級客員研究員。2012年‐2013年、オックスフォード大学キャンピオン・ホール客員研究員、ハワイ大学マノア校客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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