ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル―時代に埋もれた女性作曲家の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861104213
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0073

内容説明

大作曲家の道を歩んだ弟の影で、姉は「よき主婦たれ」という規範と演奏そして作曲への志の間で引き裂かれた…。才女の生涯と時代状況、遺された作品。パガニーニ、ウェーバー、リスト、グノー、シューマン夫妻、哲学者ヘーゲル、作家シャミッソーも訪れた彼女のサロンについてなど、豊富な図版と共に紹介する本格的評伝。

目次

序論
メンデルスゾーン家
教育
ファニーとフェリックス姉弟
ヴィルヘルム・ヘンゼル
イタリア旅行
「日曜音楽会」
最期
作曲作品
エピローグ

著者等紹介

宮原勇[ミヤハライサム]
京都大学大学院修了。哲学専攻。アレクサンダー・フォン・フンボルト財団の奨学研究員としてドイツに滞在。現在、名古屋大学大学院文学研究科教授

米澤孝子[ヨネザワタカコ]
国立音楽大学器楽科卒業。フルート専攻。ケルン音楽大学留学。帰国後演奏者、指導者として活動。現在、名古屋大学国際言語文化研究科博士後期課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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cozy

0
面白そうな人だと思ったら思った以上に興味深かった。弟フェリックスの関係性を見ていると、ライバルでありパートナーであり、フェリックスがいてこそのファニーだったのだろうし、ファニーがいてこそできたフェリックス・メンデルスゾーンの曲もたくさんあったのだろうと思った。彼女が貧しい家の娘であったら、「一線級」のピアニストとして姿を見せていたでしょう、とあったが、彼女に素晴らしい弟がいたからこそそう言われるほどのピアノと作曲の腕を持てたのだとわたしは思う。それにしても、なにこの姉弟! つながりが深すぎる!!2015/09/08

すいれん

0
短い人生とか弟の影の存在、という風にしか認識なかったけど、愛された、才能ある稀有の存在だったのだな、と印象ががらりと変わる。書簡や当時の記事などを丁寧に組み合わせているからか、読みごたえあった。メンデルスゾーンのイメージもまた変わったかも。2015/05/10

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