「ネイティブ」とよばれる日本語教師―海外で教える母語話者日本語教師の資質を問う

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861103902
  • NDC分類 810.7
  • Cコード C0037

内容説明

世界26ヵ国・地域、41名のインタビューから得た「生の声」にもとづき、日本語教師の現状と問題を分析し、あるべき姿を探究する。

目次

第1部 問題提起(外国語としての日本語教育―JFL教育;日本における日本語教師養成の現状と課題)
第2部 資質論再考(「国際社会で必要とされる資質」をめぐって;「日本語教師に望まれる資質」研究の展開)
第3部 国際調査(「ネイティブ」日本語教師に望まれる資質を世界に問う;「ネイティブ」日本語教師に望まれる資質とは―26ヵ国・地域、41名の日本語教師の語りから)
第4部 考察と課題(「ネイティブ」であること―その葛藤を越えて;「海外における日本語普及」と母語話者日本語教師)

著者等紹介

平畑奈美[ヒラハタナミ]
筑波大学第二学群人間学類心理学専攻卒。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程、博士後期課程修了。博士(日本語教育)。1998年から2004年まで、国際交流基金・日本外交協会よりNIS日本語教育専門家として、タシケント国立東洋大学(ウズベキスタン)、キエフ国立大学(ウクライナ)、バクー国立大学(アゼルバイジャン)、モスクワ国立大学(ロシア)に派遣。中国帰国者定着促進センター、東京大学大学院工学系研究科日本語教育部門を経て、滋賀大学国際センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ena

0
貴重なデータ。人間性かぁ。各地域によって特色があることがわかった。詳しい発言の1つ1つが痛い。まじで突き刺さる。現地のことを理解しようとして、一緒にやっていこうっていう謙虚な姿勢。専門知識の有無。/データは大変おもしろいけど、本自体はあまり一般向けって感じはしないかもなぁ。個人的には、もう少し一般向けにしてイラストとかも入れてほしかった感じもしないでもないけど、ちゃんと研究書として出したかったんだろうなぁ。2017/08/23

west32

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日本で教えるのがJSL、海外で教えるのがJFL。 そうだよねぇ、日本で第二言語として、日本在住の人にとっての日本語の学習は、現実の生の言葉をしゃべらねば生きて行けないという切実感があるが・・・ 外国で習う日本語は長続きしないよね、丁度私たちの英語学習のように・・・ JSL:Japanese as a second language(日本国内での日本語学習) JFL:Japanese as a foreign language(海外での日本語学習) 2017/04/30

宵子

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日本国外で働いている日本語教師について、世界各国の日本語教師にインタビューを行い、調査分析をしたもの。日本語教師の資質とは何かを考えさせるもの。 人によっては意外かもしれないが、海外の場合は日本語教師に現地の知識や現地語の力が重要である。専門性も大事ではあるが。 それよりも、私が読んでいて驚いたのは、何故かユーラシアその他の地域(中央アジアや東欧&中東が主)へくる日本語教師は偉そうな人が多かったことだけど(;´Д`)2014/03/18

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