内容説明
四季の移ろいのなか、二人は弾み、揺れ、やがて訪れる別離の予感に震える。哲学者が書いた、せつない物語。
著者等紹介
松永澄夫[マツナガスミオ]
1947年、熊本県生まれ。哲学。立正大学教授・東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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袖崎いたる
8
哲学者が書いた小説。見る人が見ればおそらく小説になっていない。俺はそう思わないが、少なくとも物語であると言うには難しい。でも何かを語っている。瑞々しい叙情の奥に見え隠れしているものを考えることになりそうだ。あと、言葉遣いが哲学者を思わせる。そこも読みどころ。たとえば、「夜の雨が広げる広がり」なんて書き方は、ふつうしない。小林秀雄が読んだら引っ叩かれそう(笑)2019/11/13
バーニング
1
いっとくんが読んでいたので気になって。「風の想い」というタイトルが非常に綺麗で美しい。これは小説ではないとも言えるだろうし、きわめて小説的だとも言える散文だった。2014/02/14
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