出版社内容情報
多義的な「教育」(education)の枠組みを超え、「教える」(teaching)という営みそのものを哲学的に探究する。言語教育や
性教育における応用例も提示。
■目次
? 論述のプログラム
第1章 教えることの哲学へ向けて
第2章 教えることの概念
? 教えることの基本原理
第3章 さまざまな能力を発達させる
第4章 情報を獲得する方法を教える
第5章 情報を教え伝える
第6章 情報とさまざまな能力
第7章 さまざまな習慣を養う
第8章 想像力を涵養する
第9章 批判的であることを教える
第10章 気を配り、注意深く学ぶことを教える
第11章 理解することを教える
? 教えることの哲学―実地への適用
第12章 英語教育を検討する
第13章 性教育
ジョン・パスモア[ジョンパスモア]
ジョン・パスモア(John Passmore 1914-2004)
オーストラリアの哲学者。著書に『ここ百年の哲学』(A Hundred Years of Philosophy 1957)、その続編『哲学の小さな学校』(Recent Philosophers 1985)等多数ある。
小澤喬[オザワタカシ]
小澤喬(おざわ・たかし 1947- )
東京理科大学名誉教授。共訳にレオン・R・カス『飢えたる魂―食の哲学』(法政大学出版局)、共著に『イギリス文化事典』(丸善出版)等多数ある。
内容説明
学校教育としての「教育」(education)の枠組みを超え、「教える」(teaching)という営みそのものを哲学的に探究する。言語教育や性教育における応用例も提示。分析哲学界の重鎮による批判的考察の書、本邦初訳。
目次
1 論述のプログラム(教えることの哲学に向けて;教えることの概念)
2 教えること(教授法)の基本原理(さまざまな能力を発達させる;情報獲得法を教える;情報を教え伝える;情報と能力;さまざまな習慣を養う;想像力を養う;批判的であることを教える;気を配り、注意深く学ぶことを教える;理解することを教える)
3 教えることの哲学―実地への適用(英語教育(国語教育)を検討する
性教育)
著者等紹介
パスモア,ジョン[パスモア,ジョン] [Passmore,John]
1914‐2004。オーストラリアの哲学者。二十世紀後半に英米圏の哲学において数々の重要な著作を残す。学会活動として、国際哲学会副会長などいくつかの学会の要職に就く
小澤喬[オザワタカシ]
1947年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科英文学専攻修士課程修了。同大学人文学部助手を経て、東京理科大学名誉教授。英文学、哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。