内容説明
船乗りたちが広めたこんぴら詣で、五本の剣が舞いおりた空海ゆかりの山、平家が惨敗した二つのダンノウラ…。風光明媚な土地を歩き、秘められた歴史をひもときながら風景をあじわいなおす。ひとあじ違う風景の見方。
目次
第１部 伝説の風景（もうひとつの膝栗毛、「やじきた」の瀬戸内の旅―異国の風景；なぜこんぴらさんに詣でるのか―旅心の風景；霊験と修験―天狗と龍の風景；龍宮の海―異界の風景）
第２部 戦いの風景（海を見おろす古代山城―渡来人の風景；平家の盛衰―海をめぐる風景；中世の城郭と攻城戦―要害の風景；近世の城郭と防備の美―威厳の風景）
第３部 癒しの風景（庭園、海と山の小世界―小箱の風景）
著者等紹介
伊藤松雄［イトウマツオ］
愛知県生まれ。京都大学大学院農学研究科中退後、外資系企業の生物学研究員を経て、２０００年より四国学院大学教授。農学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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