内容説明
バイロンの詩、ヴィスコンティの映画、オッフェンバックの歌劇、ホイッスラーの風景画など、ヴェネツィアという窓から見えてくるヨーロッパ文化の風景。
目次
カナレットと逃げ出す芸術家たち
バイロンと「ためいきの橋」の出現
『マリーノ・フェリエーロ』と『ヴェネツィアの一夜』の貴族政批判
『夏の嵐』と『ヴェニスに死す』のなかの魔界
『ホフマン物語』―悪魔と鏡
レニエ『顔合わせ』と鏡の照応
L.P.ハートレー―異文化と罰
『旅情』のなかの異文化
ホイッスラーと裏町の詩情
“死の町”ヴェネツィア―「死の潟」と“ゴンドラ=棺”
ヴェネツィア表象史とディエーゴ・ヴァレーリ
著者等紹介
鳥越輝昭[トリゴエテルアキ]
1950年岡山県生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。上智大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻:比較文学、比較文化史。現在:神奈川大学外国語学部教授・大学院外国語学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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