内容説明
プラトンの対話篇『国家』の形式を借り、ウォルター・ペイターやマシュー・アーノルドらをモデルにした人物たちが対話を繰り広げる。キリスト教信仰が後退し、合理主義・物質主義が拡大していく19世紀イギリスの精神状況を描きだす名著。
著者等紹介
マロック,W.H.[マロック,W.H.][Mallock,William Hurrell]
1849‐1923。イギリスの経済学者、社会学者、小説家。オックスフォード大学ベイリオル・コレッジ卒業。生涯をとおして根っからの保守主義者(トーリー)であり、極端なイギリス高教会派の信者であった。経済学・社会学関係の業績もあるが、もっぱら『新しい国家』と『人生と文学の回想録』で知られる
澤井勇[サワイイサム]
1939年、福井県生まれ。法政大学大学院博士課程単位取得満期退学。実践女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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