朝鮮神話の源流―「バリ公主神話」と「ダンクン神話」を巡って

朝鮮神話の源流―「バリ公主神話」と「ダンクン神話」を巡って

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  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861103131
  • NDC分類 164.21
  • Cコード C0039

内容説明

朝鮮民族の始祖神話「ダンクン神話」はいつ成立したのか?文献に記された仏教用語は神話の「原型」を潤色したものに過ぎないのか?実証的な分析により通説を覆し神話の世界観と仏教の影響関係を明らかにした力作。

目次

序章 朝鮮神話研究の諸問題
第1章 「バリ公主神話」研究―口伝神話に見られる仏教的要素と神の神聖性(口伝神話の先行研究;「バリ公主神話」の各異本とその特徴;「バリ公主神話」の死生観と「十王世界」;「バリ公主神話」の「本プリ」と仏教的世界観)
第2章 「ダンクン神話」研究―文献神話における「帝釈」とその世界像(民族の歴史観と「ダンクン神話」;「ダンクン神話」の世界像と仏教;作品としての『三国遺事』と「新羅中心思想」)
第3章 朝鮮神話の成立と仏教(テクストの成立と口伝・文献両神話の関係性;「朝鮮神話」とは何か―巫俗神話起源説の再検討)

著者等紹介

金香淑[キムヒャンスク]
1965年韓国慶州生まれ。釜山大学、啓明大学大学院を経て、1991年に来日。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(比較文学比較文化コース)博士課程修了。博士(学術)。学習院大学東洋文化研究所客員研究員、日本大学文理学部講師などを経て、目白大学外国語学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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