内容説明
場所、経験、身体…、あらゆるものが情報として脱質料化されてしまう、この世界で、何が展望されるのか。ハーバーマス、カステル、ギデンズらの論考をたどりつつ、グローバリゼーションの批判理論を企てる。
目次
第1部 転移(エンゲルス・ロンドン・マンチェスター―「イギリスにおける労働者階級の状態」の都市論;チャールズ・ブースのロンドン;ハル・ハウスと社会学者ジェーン・アダムズ)
第2部 変容(近代化をめぐるアメリカ的諸理論の展開;「近代」と市民社会のユートピア―ハーバーマス理論覚書)
第3部 超越(情報都市論の成立過程―M・カステルの学説展開をめぐって;ネットワーク社会とメディア公共圏;グローバル化と場所の変容)
著者等紹介
大澤善信[オオサワヨシノブ]
1953年生まれ。金沢大学助教授、同教授を経て、2004年より関東学院大学教授。専攻は社会学理論、地域社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 中央公論2020年12月号 中央公論