目次
第1章 イギリスを形成する4つの「国」―まずは小手調べに基礎の基礎から
第2章 ユニオン・ジャックの成り立ち―各地域を象徴するデザインや模様
第3章 王家の紋章―イギリスの成り立ちと歴史
第4章 英語はアングロ・サクソン語か?―英語史を概観する
第5章 それでもなぜ「アングロ・サクソンの国」なのか?
著者等紹介
唐澤一友[カラサワカズトモ]
1973年、東京都生まれ。1997年、上智大学文学部英文学科卒業。2001年、オクスフォード大学(Campion Hall)留学。同年、日本中世英語英文学会松浪奨励賞佳作。2002年、上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程満期退学。2007年、日本英文学会第30回新人賞受賞。2008年、博士(文学、上智大学)。現在、横浜市立大学国際総合科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サアベドラ
12
中世英語学者による英国史入門。「構成国」、「国旗」、「紋章」、「言語」の4つの切り口から、現在の英国の形成にいかに様々な民族が関わってきたか、また「アングロ・サクソンの国」というイメージがいかに作られたかを綴る。本書の最後に書いてあるが、DNA調査によれば現在のブリテン諸島に住む人々(イングランド人含む)の多くはケルト・イベリア系と呼ばれる大昔にイベリア半島から渡ってきたケルト系の人々をルーツに持つのだそうだ。従来の歴史学があまり扱わないDNA研究をサクッと持ってくるあたり、非歴史家っぽい歴史でいい感じ。2016/04/20
館チョー
1
良い。2013/01/14
ruth
1
英国史というより、民族移動・紋章の移り変わり・英語のなりたちetcを通して、イギリスがいかに多民族からなりたつ国かを解説し、イギリス=アングロサクソンの国という一般的なイメージに待ったをかける本。全体的に英国史を知る為というよりかはピンポイントに深く掘り下げた感じの内容。特に紋章に関しては、デザインと一緒にその由来も細かく解説されているので、興味がある方にはオススメ。2011/05/19
めろ
1
聖ジョージの話が面白かった2010/07/28
taskun
0
大変面白かった。そうか…アングロ・サクソンじゃないのか…2009/12/14
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