内容説明
ルソーやペスタロッチなど古典的な教育思想をふまえながら、子どもを取り巻く現状の問題点を取り上げ、多面的ないのちの諸相をトータルにとらえる。学生参加型の授業をめざし、思索と研鑽を積んだ二人が、自己肯定感をはぐくむ教育の理論と実践を提唱。
目次
第1部 子どものいのちを育む教育(子どもの自然的生活;子どもの文化的生活;子どものスピリチュアルな生活;子どものいのちを育む教育思想)
第2部 学校・家庭と子どもの生活(学ぼうとしない日本の子どもとその背景;何のために学ぶのか;子どもの自己概念と大人のまなざし;自己肯定感の欠如と教育問題)
著者等紹介
吉岡良昌[ヨシオカヨシマサ]
1947年千葉県生まれ。国際基督教大学大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。現在、東洋英和女学院大学人間科学部教授
大川洋[オオカワヒロシ]
1961年東京都生まれ。国際基督教大学大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。立教女学院短期大学教授を経て、東京理科大学理学部第一部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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paseri
2
後半が面白かったです。自己肯定感を育むことの出来なかった子は、将来、人間関係に悩むことになります。これはとても大事なことで、「より良く」生きるために必要不可欠な感性です。教育に大事な視点は何か、ということを考えさせられた一冊でした。2016/09/14
トマト・デラックス
2
第一部、幼児教育について。第三章以降は難しかった。キリスト教に基づいて書いてあることが多々あり、ピンとこない部分があった。第二部、児童教育について。日本の児童教育の課題について分かり易く書かれている。自己肯定感大切だね。2011/03/09
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