内容説明
本書の目的は、観客による舞踊の享受の仕方を考察し、舞踊における身体の認知および舞踊の意味生成のあり方を構造化することである。
目次
序(舞踊とは何か;ランガーとシーツを超えて;議論の流れ)
第1部 舞踊論の基盤―現象学的時間・空間・身体の概念(舞踊の現象学的考察からの出発;スザンヌ・ランガーとマクシーン・シーツの舞踊理論;現象学の諸概念の舞踊理論への応用)
第2部 「舞踊の身体」の構築へ向けて(舞踊における身体のあり方の構造;表象としての舞踊の形成と機能;媒体論の拡張)
第3部 言語との関係における舞踊の認知(舞踊と言語的意味の基本的な関係;舞踊の身体の分節契機の構造;舞踊の身体認知の構造)
著者等紹介
石渕聡[イシブチサトシ]
1965年群馬県に生まれる。2000年早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。2001年からフランスへ留学。2002年Reims大学大学院文学研究科DEA課程修了。2003年文学博士(早稲田大学)取得。現在は、大東文化大学文学部専任講師。ダンスカンパニー・コンドルズ所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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