内容説明
帝国主義、伝統文化、木造旅館、ポスト・モダン…旅先で私たちは何を見るのか?「観光学」への招待。
目次
観光の理論的探究をめぐる観光まなざし論の意義と限界
自然観光における観光のまなざしの生成と発展
創出された「観光地」―鞆の浦、二見ヶ浦にみる海景名所の近代
観光客のまなざしと近代リゾート
観光空間・知覚・メディアをめぐる新たな社会理論への転回
観光のまなざしと現代チャイナタウンの再構築
地域と観光のまなざし―「まちづくり観光」論に欠ける視点
「観光」へのまなざし―日本統治下南洋群島における内地観光団をめぐって
ホームステイにおける異文化のまなざし―金沢の事例から
ツーリズム・プロダクトとジェンダー〔ほか〕
著者等紹介
遠藤英樹[エンドウヒデキ]
1963年生まれ。関西学院大学大学院社会学研究科前期博士課程修了。同研究科後期博士課程単位取得退学。現在、奈良県立大学地域創造学部助教授。専攻は観光社会学・社会学理論・社会調査法
堀野正人[ホリノマサト]
1958年生まれ。横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了。日本大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学。現在、奈良県立大学地域創造学部助教授。専攻は観光対象論・都市観光論
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感想・レビュー
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SQT
1
堀野先生の観光まちづくりにおける地域住民のアイデンティティへの指摘は重要だと思った。全文引用したいくらい。2017/05/31
★★★★★
1
ジョン・アーリ『観光のまなざし』を批判的に継承しつつ、現代の観光をめぐる話題を領域横断的に論じる論集。冒頭の論文でアーリの議論とその問題点が簡潔にまとめられ、各章ではそれを踏まえて多岐にわたるトピックが展開されてゆきます。実はまだ元ネタの方を読んでいないのであれですが、それなりに専門的かつ読みやすく、なかなか参考になりそうです。2010/10/24
ぞくちょう
0
読了 まなざし論、分からないこともあったが視野が広がった。 これらでレポートを書く。2017/04/26
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- 和書
- 新しい学校事故・事件学