内容説明
ベテラン臨床精神科の名医が提唱する輝かしい老後。重い荷物を降ろし、責任や義務からも解放させた老境は人生の楽園だ。若き日々、子育て、生活のために必死で働いた現役時代を回想しながら、今を迎えた人たちに贈る福徳円満の思想。
目次
生老病死は人の宿命
人の一生はわからぬものである
大手を振って寄席通い
満足死と世直しと、エノケンと
学徒動員
百聞は一見にしかず
定年の悲哀と江戸っ子の義侠心
サンドイッチのハム
軍国主義と落語の世界
落語と近代文学
朝鮮戦争特需と戦中派
大学の大衆化と落語
病気と気病
老人の鬱、光速より速い異空間
知ったかぶりと恥の文化
ノーベル賞と孔子賞
歩くことと御嶽登山
「蒟蒻問答」と「百年目」
「清光館哀史」と「目黒のさんま」
時の流れとともに
著者等紹介
武田専[タケダマコト]
1932年、東京生まれ。早大政経学部中退後、1953年、慶応大学医学部卒。精神科医局を経て、現在、武田病院名誉院長。日本精神分析学会名誉会員、公益財団法人・精神分析武田こころの健康財団理事長、医学博士。株式会社大崎代表取締役会長、株式会社大崎コンピュータエンヂニアリング取締役名誉会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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