内容説明
侵略戦争か自衛戦争か―戦艦「大和」と共に沖縄特攻に赴いた駆逐艦「霞」の先住将校が自らの四年に及ぶ戦場体験を礎に、内外の資料を渉猟分析して、戦争の真実に迫る平和へのメッセージ。定説を覆す記念碑的労作。
目次
第二次世界大戦私観
米人歴史家の書いた「海軍」
拝啓松田光夫様
澤本頼雄海軍次官の日記
イッキーズ内務長官の機密日記とフランクリン・ルーズベルト大統領
満州事変・大東亜戦争は侵略戦争であったか
海軍少佐石丸藤太著『日英必戦論』について
原爆投下の真相を問う
満州事変・大東亜戦争と統帥権の独立について
第一段作戦(南方攻略作戦)と巡洋艦「妙高」
戦艦「大和」と共に
著者等紹介
三浦節[ミウラタカシ]
大正11年(1922)兵庫県加古郡(現、加古川市)別府町生まれ。昭和16年(1941)海軍兵学校卒業(第70期)。重巡妙高、砲術学校普通科学生、駆逐艦朝凪、霞砲術長として奮戦。昭和20年(1945)終戦(大尉)、復員。昭和21年(1946)東京大学経済学部入学。昭和25年(1950)三菱海運入社後、海運界大再編により日本郵船に合併、同ロンドン支店長、ニューヨーク支店長、専務取締役、東京船舶社長を歴任。戦後、現代史と大東亜戦争を研究、論文などを多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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