内容説明
国産技術で誕生し大空を翔けたジェット機時代の先駆けとなった「橘花」のはかなくも幸薄い生涯。最高の頭脳と技術の一大組織集団が形勢立て直しの切り札として造りあげた高性能新鋭機開発物語。
目次
第1章 新鋭機を急げ(設計への経過;生産開始;空技廠の開発)
第2章 一空廠飛行機部(初空襲を受く;マルテンに結集;第四工場国思隊;第四工場誠心隊;職場の諸相;福原地下工場)
第3章 初飛行に成功(ジェット機部隊発足;木更津の空)
第4章 別れの時(夏の炎;サラバ一空廠)
第5章 橘花と戦後(記録と紹介;未来へのステップ;一空廠はるか)
著者等紹介
屋口正一[ヤグチショウイチ]
昭和5年、茨城県生れ。茨城県立土浦中学校(現・土浦一高)在学中に第一海軍航空廠へ学徒動員となり飛行機部へ配属。茨城大学文理学部卒業。現在・軍事史学会、水交会、航空ジャーナリスト協会、霞ヶ浦海軍航空史研究会、日本ゲーテ協会、石岡ロータリークラブ各会員、会社役員
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