内容説明
人間は医学書にない「三つの病」をもっている。“心の秘密”を明かす人間の病理学。
目次
解題版について
解題「いつでもソクラテス」
冒険者へのメッセージ
哲学の時代背景
哲学抜粋
心の心
痴蛙を打て
二度目の敗戦
「仏に逢ったら…」
風の行方
喜劇、それとも悲劇
著者等紹介
内田賢二[ウチダケンジ]
1933年生まれ。埼玉県在住。医師・コラムニスト。昭和40年、31歳の頃から、地方新聞のコラムで随想等の連載を書き始めたが、人間の不幸(戦争、災害、家庭の不幸)を招く人達は、正常な普通の人間であることを発見して、危ない人間は病人ではなく、正常な人と呼ばれている人達であると悟り、病人の診療のかたわら、普通の人間が持っている「病」の研究をはじめる。そして、県医師会誌や郡医師会誌に「人間は壊れている」をテーマに研究結果を発表しながら、世に警鐘を鳴らし続けた。現在も医学はもちろんのこと、宗教学、哲学の側面から「病」を解明し、現実存在の「生」と、その「病」をアフォリズムの形式で表現することに努めている
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