内容説明
いしころのジャリーは、うみのはなしをきいて、うっとり。「よし、うみへいこう!」でも、いったいどうやって?そこへやってきたのが、フンコロガシのコロン。ジャリーはフンのかわりに、ころころころがされてうみへ…!?フランスで新進作家の作品に贈られる「レヴェラシオン賞」(2018年児童書部門)を受賞した、おかしくって、たのしいおはなし。
著者等紹介
シュヴァルツ,クレール[シュヴァルツ,クレール] [Schvartz,Claire]
フランス、ブルターニュに生まれる。国立芸術学校を卒業後、グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍。とくに本に関わる仕事に情熱を傾けていて、2014年から子どもの本をつくるように。2018年、はじめて文章と絵の両方を手がけたこの絵本で、フランスの美術著作権協会「ADAGP」による新人賞「レヴェラシオン賞」(2018年児童書部門)受賞
ふしみみさを[フシミミサオ]
伏見操。大学在学中に1年間フランスに滞在。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て翻訳家に。フランス語、英語を中心とした子どもの本の翻訳で活躍。200冊以上の訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
27
新着棚で。小石のジャリーは、海から来た石に刺激を受けて、海に行きたいと思う。でも、自力では無理なので、フンコロガシのコロンに頼んで、二人旅が始まる。まずは主人公の意外性にビックリ。いつしか二人に海より深い友情が生まれるけれど、ジャリーが一方的に世話になっている気がするんだが(笑) 絵もユニークで、楽しい。次の冒険がありそうな終わり方。どうなるかな。2021/07/04
ツキノ
24
【主人公になりにくいペアの冒険】2021年5月発行。いしころのジャリーとフンコロガシのコロンが海へ行く。明るく楽しいおはなし。マンガチックな絵も抑えた色づかいもいいかんじ。シリーズ化なるか?【24】2022/01/23
遠い日
9
フランスらしいコミカルなファンタジーといったところでしょうか。小石のジャリーとフンコロガシのコロンの、海行き。艱難辛苦(!?)を乗り越えて、はるばる向かう見知らぬ海。勇気凛々、前へ前へ。絵に書き込まれた科白に度々吹き出しました。2021/06/05
lovemys
4
なんて可愛いの! イラストも物凄く可愛いし、なんとも楽しいお話。石ころとフンコロガシの楽しい友情。楽しそうなパーティ♪ウキウキしちゃうな。2022/02/16
timeturner
4
楽しい~! ヘタウマ風の絵はそれだけでほのぼのユーモラスだし、話の展開にも夢がある。これまで砂利の気持ちなんて考えたことなかったけど確かにあんな毎日では逃げ出したくなるのも当たり前。フンコロガシがあんなに飛べるとは知らなかった。2022/02/06
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