内容説明
父・光秀の謀反により幸せな日々が一変。夫を信じ、己を貫いた戦国女性の運命とは？―。
目次
第１章 気丈な貴婦人
第２章 本能寺の変
第３章 ガラシャ―神の恩寵
第４章 昇天
第５章 その後の細川家
細川ガラシャを知るための基礎知識（解説；豆知識；年表；参考文献）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bianca
38
息子がどうも気になっていた人物らしく、度々ガラシャの話をするのだが、実は私自身は良く知らず…。明智光秀の娘で細川忠興の妻。その波乱に満ちた人生は『気丈な貴婦人』というオペラになり、マリー・アントワネットをはじめ、多くのヨーロッパ女性の心を捉えたらしい。ガラシャ（神の恩寵）はキリスト教の洗礼名で本名は玉。キリスト教徒だったこともヨーロッパで受け入れられた要因かも。父が信長に謀反を起こしたことで、長く幽閉される。忠興とは非常に深い愛情で結ばれていて、送られたカルタが素敵。気丈な最期を遂げた。2015/05/19
たまきら
29
借りてきたのに長く放置されていたこの伝記漫画。織田信長、豊臣秀吉と読み終えた娘さんに、「明智光秀の娘さんで苦労した美人さんがたまっていうんだよ」といったら早速食いつきました。しかし久々に読んで気づいたのは、このヒト強い！です。もちろん戦国の時代ですからそういうものなのかもしれないけれど。あと夫…ちょっとサイコさんじゃない？いやはや。こんな状況じゃ宗教に生きがいを見出すよなあ…。2021/01/21
かおりんご
25
漫画。ガラシャという名前の由来がわかりました。元々キリシタンだったわけではなく、本能寺の変以降に改宗したのですね。歴史にもしもはないのですが、もしキリスト教に出会わなければ、忠興と幸せに暮らせていたのかなぁと思ってしまいました。キリスト教に出会ったからこそ、神の愛に包まれて幸せな人生だったとも言えますが。ガラシャの話がオペラになっていたのは、初耳です。見てみたい！2017/06/18
どあら
22
図書館で借りて読了。大河ドラマの「麒麟がくる」繋がりで借りて来ました。オペラ「気丈な婦人」のことは初知り。2020/02/19
ふじ
14
明智光秀の娘。細川に嫁ぐも、本能寺の変で義父が旧知の明智光秀の味方についてくれず、逆に別居を強いられることに。そこで洗礼を受け、キリスト教に帰依していく。最後は人質になるのを逃れるために自害…どこまでも家族に翻弄された女性。2019/11/22
