内容説明
「絵本をつくりましょう」と話していたねじめ正一さんから、ある日、書きためていたという、たくさんの俳句が送られてきました。それから何度かの打ち合わせを経て、30句にしぼり、俳句に明るい五味太郎さんに届けたら、こんな素敵な絵本になって返ってきました。「俳句絵本」の誕生です。おふたりのコラボの誕生です。
著者等紹介
ねじめ正一[ネジメショウイチ]
禰寝正一。詩人・作家。2019年8月まで阿佐谷パール商店街で「ねじめ民芸店」を営む。詩のボクシング初代チャンピオン。絵本『まいごのことり』(松成真理子/絵、佼成出版社)でひろすけ童話賞ほか、受賞多数。詩集、小説、エッセイ集、児童書など著書多数
五味太郎[ゴミタロウ]
絵本作家。絵本『つくえはつくえ』(偕成社)で講談社絵本賞ほか、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
46
タイトルから、ねじめさんのお母様に関する内容だろうとは想像していた。しかし、読んでみると何と深い思慕の句集。五味さんの抽象的な絵?が、俳句の雰囲気を柔らかく包み込んでいるように感じた。クレヨンハウスから。紙質が和紙のような優しい手触り感で、そこにもこだわりがある絵本なのかと思った。2021/04/18
ヒラP@ehon.gohon
23
ねじめさんだから、こんなタイトルを受け止めていただけると思うのですが、俳句に描かれているねじめさんのお母さんの一場面一場面に息を呑みました。 壮絶な闘病シーンと、息をひきとる崇高さと、生まれ変わりのように孫のなずなが生まれてくるまでが、一句一句に凝縮されています。 五味太郎さん絵(?)も、文字を最大限に印象的に浮かび上がらせる、創意と工夫に充ちていて、緊張感があります。 しっかり受け止められるのは高学年以上でしょうか。2021/04/11
チェアー
4
母の闘病、死去という悲しみのほうが、孫の誕生の喜びよりも強く感じる。俳句も圧倒的に母についてのものばかりだし。それにしても五味太郎の絵をつける意味があるのかな。ちょっと意味がわからない。2021/04/11
Asako Wada
0
ねじめ正一さんと五味太郎さんのコラボというのが面白い。2021/01/26
こゆき
0
介護をされている方の俳句2019/12/15