内容説明
皆川明さん×谷川俊太郎さんがあかちゃんに贈る、はじめての俳句?はじめてのファンタジー!
著者等紹介
皆川明[ミナガワアキラ]
ミナペルホネンデザイナー。1995年、自身のブランドを設立。オリジナルの図案による生地から、物語性のあるデザインを発表している。衣服のほか、家具、器なども手がけ、青森県立美術館や金沢21世紀美術館、東京スカイツリーのユニフォームデザインも行っている
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
詩人。21歳のとき、詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
275
文は谷川俊太郎、絵はデザイナーの皆川明。かなり奇妙な絵本。文も絵も。タイトルの「はいく」は俳句だろうか?音数からすればそうだ。例えば「おしめしべ まだのんなりむ かふっふん」。どのページもこんな感じで意味不明。だからこそ純粋に音が面白いのだ、といえばそうだ。絵もまた表紙の絵が示すように、抽象と具象のあわいっぽいもの。ちなみに、この絵に付された句は「んぱぶさな けしきひろびろ あっぺくも」。大人は楽しめると思う。さて、子どもたちはどんな反応だろうか?2024/07/12
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
87
谷川俊太郎さんが詠んだ、12首の意味があるようなないような俳句で命を吹き込まれた不思議な生き物。「おしめしべ まだのんなりむ かふっふん」と紹介された生き物は植物なのか動物なのか? でも、そんな事は重要ではないのだ。言葉を知らない赤ちゃんにとって、声とはまず音であると思う。意味はわからなくても、愛情を込めたトーン=声色は伝わる。だから意味など考えず、赤ちゃんのように真っ白な心で声を感じてみよう。5・7・5のリズミを刻んで、楽しげに♪ 「ふんむふん そらもふびぺぼ いいにおい」。2015年度4月初版。2016/04/19
keroppi
66
NHK「日曜美術館」で取り上げていたデザイナー皆川明さんと谷川俊太郎さんの絵本。谷川さんのリズミカルな俳句(?)と不思議な生き物が実に楽しい。どちらが先に出来たのだろう?2020/01/11
る*る*る
35
谷川俊太郎さん表現する文章に、ファッションブランド「ミナ ペルホネン」の皆川明さんが描く『はいくないきもの』12匹。響きの楽しい生き物たち。でも、実際にいたら怖ーい!その中でも《りんららん もまみむめらら たゆたって》が気に入った♪ 表紙の生き物は『んぱぶさな』読み聞かせはしなかったけれど、小学生はどんな反応をするかなぁぁ…2015/04/30
ぱお
32
ふしぎな感じ。分かろうとするより、楽しもう・感じようとして読むほうがよさそうです2015/05/31
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- 和書
- 元禄俳人宝井其角