内容説明
いぬとくまは、すてきなともだち。いつもふたりでいるけれど、ときどきひとりになりたくて、でもやっぱり、ふたりがだいすき!「いすのうえのくま」「ねえねえ、あそぼ!いっしょにあそぼ!」「いぬなまえをかえる」ユーモラスであったかいお話3編を収録。ボストングローブ・ホーンブック賞2007年受賞作。
著者等紹介
シーガー,ローラ・ヴァッカロ[シーガー,ローラヴァッカロ][Seeger,Laura Vaccaro]
アメリカ・ニューヨーク生まれ。2歳のときから絵を描きはじめ、美術学校を卒業後、TVアニメーターとして活躍。編集者ニール・ポーターとの出会いを機に、絵本作家に。「いぬとくま」シリーズで、ボストングローブ・ホーンブック賞を、『First the egg』でコルデコット賞オナーを受賞するなど、注目を集めている
落合恵子[オチアイケイコ]
アナウンサーを経て、作家生活に入る。1976年より、クレヨンハウスを主宰。子どもの本・女性の本の専門店、オーガニックレストランなどを通して、文化を明るく拓いていく提案を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
48
「犬の絵本読みたい」に応えて。2話収録。孤独を愛するぬいぐるみのクマと、人懐っこいダックスフントのお話。とにかく遊びたい犬は、あそぼ、あそぼ、とクマを誘う。でも、クマは本を読んでいたい気分。読んでいた本に書いてある、犬とクマの話を犬にしてやるのだが、犬はそんなことおかまいなしに、遊ぼ、遊ぼ。まったく平行線のような二人だが、知らず知らず、お互い歩み寄り、結局、一緒に本を読むことになるのであった。2話目は犬が名前を変えると言い出す話。いろいろと紆余曲折したあげく、結局それかい、という結末は1話目と似てる。2017/05/14
たーちゃん
27
仲良しのいぬとくま。呼び名が『いぬ』『くま』なのが可愛い。クスッと笑う場面もありましたが、息子は笑っておらず(笑)2022/02/03
mntmt
11
とてもかわいい。ユーモアもあって、ほっこりした。2021/03/31
遠い日
9
「いぬとくま」シリーズ。「いすのうえのくま」「ねえねえ、あそぼ!いっしょにあそぼ!」「いぬ なまえをかえる」の3編収録。3話目のお話が、ずっこけるほどすっとぼけていて最高でした。2018/02/20
あじさい
4
絵本にありがちな『いぬさん』『くまくん』でなく、お互い呼び捨てするところに好感。2012/06/09