内容説明
女性詩人の歌をうたい続ける吉岡しげ美がとりあげた24の詩への熱い思い。エッセイと楽譜と。
目次
私と小鳥と鈴と
木
お日さん、雨さん
帆
わらひ
こころ
大漁
星とたんぽぽ
私
積つた雪〔ほか〕
著者等紹介
吉岡しげ美[ヨシオカシゲミ]
舞台・映画の音楽、テレビ・ラジオの作曲・編曲を手がけ、1977年より女性詩人の詩に曲をつけてうたい、日本をはじめ海外でもコンサートを開く。共栄学園短期大学教授もつとめる
はたよしこ[ハタヨシコ]
1990年より、「すずかけ絵画クラブ」(ドキュメンタリー映画『まひるのほし』の舞台である)や滋賀県の社会福祉事業団で知的障害者のアートディレクターをつとめている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
13
「一緒じゃないと不安だ」(世間の常識)と 「みんなちがって、みんないい。」(みすゞ) 違いますよね。/でもね、それもこだわり、 「そんなに浮かれていてはだめ!いま見えているものだけでなく、 見えていないものにも目を向けて!」(みすゞ)/ありがとうございます。2013/05/05
あやめ
4
金子みすゞさんを初めて知ったのは中学一年生のとき、「みんなちがって、みんないい」の詩を読んで。彼女の最後は悲しいものだったけど、こうして言葉に思いを乗せ、時代や批判を恐れず発言、行動していくことが、必ず誰かを救い誰かの力になる。自分の持つ力を埋もれさせず育てて発信していくことで、大勢の人が勇気をもらったでしょう。一番彼女の詩を待ち望んでいたのは、彼女自身ではないかと思います。2014/02/15
ももも
0
歌ったのと作曲者違った。色々あるんだね。人気だから。最後が私の一番好きな土だったのが嬉しかった。玩具の詩も好きになった。2015/09/13
じゅんちゃん
0
金子みすゞの「みんなちがってみんないい」という詩が大好きでしたが、初めて色々な詩に触れることができました。詩の次には吉岡しげ美の解説が載っています。みすゞの境遇を踏まえての感想で、詩に表現されている心の深いところまで知ることができました。2019/03/20