内容説明
アート&テクノロジーの最前線。ポスト・ディスプレイ時代のインスタレーション作品事例集。
目次
光
風
音
空間
スカルプチャー
パフォーマンス
その他
著者等紹介
岩坂未佳[イワサカミカ]
1979年東京生まれ。現代のアートやデザインに関する書籍の執筆、編集、翻訳を行う。立教大学を卒業後、英国サセックス大学大学院美術史および美術館キュレーティング専攻修士課程修了。現在は東京を拠点に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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保山ひャン
3
「光」「風」「音」「空間」「スカルプチャー」「パフォーマンス」「その他」にわけて、ディスプレイ越しのアートを飛び出して体感できるアート作品を紹介している。序文では現在に至るそうしたアートの歴史がまとめられている。現在では、インスタレーションとインタラクティブの要素が顕著で、仲介抜きで脳を刺激するような面白いアートが増えてきているんだな、と思った。もちろん、僕もそういうのは大好きなのだ。2016/01/12
の
2
ポスト・ディスプレイ時代のインスタレーション作品事例集。ディスプレイ越しにデジタル化されたものを見る機会が圧倒的に多い現代では、芸術作品もコンピュータの進化に伴った、電気回路を経由した、光、音、映像などをコントロールする、新しい視覚芸術の形態へと変化していった。複数のオブジェや装置が屋内外に展示され、空間全体が1つのまとまりとして構成され、身体全体で作品を体験するのは、テクノロジーや情報に依存する現代人に伝わりやすいのだろう。感情や仕草をサンプリングしたロボットと現代人は同じなのでは。2015/08/19