内容説明
好きな音楽や小説のこと、写真やドローイング、日々の記録…。ZINE(ジン)とは、個人や有志が好きなように作った、多くの場合は少部数の非商業的な出版物を指します。一般書店には流通しない、場合によっては独立出版専門店にすら置かれないような、手作りの出版物です。本書は、それらを紹介します。
目次
ZINEの世界へようこそ
01 STOMACHACHE.
02 乙女通信 イワフチメグミさん
03 Twee Grrrls Club Sumireさん
04 HELLO SANDWITCH TOKYO GUIDE
Ebony Bizysさん
SHOPで探すお気に入りのZINE タコシェ
ZINE GUIDE01 ART・PHOTOGRAPH・DRAWING
gray tangled hair
Pumpkin drive/Camouflamakuri〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
48
zineとはファンジンの略で、個人が好きに作ったインディペンデントな印刷物のこと。リトルプレスとも。表紙の紙も中の紙もザラリとした手触りで遊び紙も可愛くてこの本自体がジンみたいです。ガールズ・ジンというタイトルだけれどなにか創りたいものがある人には役に立つ本かと思います。コミケの同人誌と違うのは二次創作物ではない、手作り感が強い、かなりゆるい、発行部数が少ないあたりでしょうか。ジンにはイラストも写真も詩もなんでもありです。創る人のインタビューや買えるお店の紹介もあり、楽しい本でした。2017/11/17
mya*
15
書籍扱いにならない、個人の発行物を「ジン」と呼ぶということをこれで初めて知りました。乙女チックなもの、手芸作品紹介、写真集などの見て楽しいものから、持論満載の評論等の読ませるものまで、各人が利益など考えず心からわくわくしながらやっていることが見てて伝わってきました。フリーペーパーとかチラシとか破棄されてしまうものがちまたにはあふれているけど、作った本人たちにとっては、いつまでも宝物だよねえ。こういうアーティスティックなつながりって、ただならぬ情熱を感じるなぁ。憧れます。 2012/10/24
ybhkr
3
同人誌の呼び方、ファンジンが略されてジン。いわゆる自費出版雑誌のようなもの。自分のスタイルで少部数の本を出版して、ジンを置いてくれる店舗やイベントなどで売るスタイル。プロが商業誌ではできないことをやるときの表現にも使える。しかし、商業誌に比べて情報量に対してお値段はお高めなので(発行部数の問題かと思われる)需要と供給がバランスが難しそう。最近はフリーペーパーもハイスペックなので、お金を出して買いたいと思う本を作り続けるのは大変そう。自己表現の手段としてはとても身近なツールだとは思います。2015/11/25
akiu
2
女性向け同人誌/ミニコミ誌本(not 腐)。多数の ZINE を紹介。アートとか暮らしとか。女性向けといいつつ、私でも気になる同人誌がいくつかありました(「歩きながら考える」、「暗光」)。タコシェに定期的に行く私には、こういう本は沼である。2010年の本ですが、今も続いてる ZINE はどれくらいあるんだろうか。作るのもそうですが、続けるのが大変だろうなぁと思います(ある意味、やめるのも自由ですし)。2016/06/12
野々蘭
2
とにかく創作意欲の湧く一冊!個人が自由に作る少部数の冊子、ZINEの魅力や可能性にワクワクします。好きなものを伝える手段として、作品として、思い付きで…と、それぞれ色んな理由で作られていますが、どれも本当に楽しんで作っているのが伝わってきます。紙もの好きさんやクリエイティブな人達が作るZINE、私も読みたいです!2015/01/09