内容説明
“文芸評論”という硬いスタイルをとらず、主人公・浅見の全貌を分析してみたのが、本書である。ただし、あくまでも浅見光彦を愛し応援するゆえの分析であり、決して重箱のスミをつつくような、アラ捜しのために本書を記したのではないことを、最初におことわりしておきたい。また、本文庫は、九五年に上梓した新書判に大幅加筆したものである。
目次
1 浅見一家の謎のすべて(浅見の背の高さ、顔、声、そして服装は?;浅見自身の日常生活はどんな風なのか? ほか)
2 浅見自身のミステリー(浅見光彦のモデルとは;浅見は、若い頃からミステリーや犯罪に興味があったのか? ほか)
3 浅見をめぐる女性たちの事実(浅見は、女性にたいして、どれほどウブなのか?;浅見が心を魅かれた女性たちとは? ほか)
4 浅見光彦のパワーの謎(浅見の歴史知識はどれほどのものか?浅見の推理力の冴はどのくらいか? ほか)