ジュゼッペとマリア〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 444p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784860953508
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

内容説明

おとなの嘘を暴けるか?古都ローマを舞台にくりひろげられる子どもたちの未来をかけた戦い。

著者等紹介

ヘルト,クルト[ヘルト,クルト][Held,Kurt]
1897~1959。ドイツ東部イエーナ生まれの児童文学作家、詩人。1933年にナチス政権の弾圧を逃れ、スイスへ移住。スイス市民権を得る。本名はクルト・クレーバーだが、1948年まで執筆活動を禁じられたため、クルト・ヘルトの偽名を使う

酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年生まれ。和光大学表現学部教授。児童文学を中心に現代ドイツ文学の翻訳紹介をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みさみさ

2
なるほど、マリアはどこまでもマリアだったのだなあ。最後は2人揃ってメデタシになるのかと思っていたら、マリアはあくまでも己に忠実でした。実際にこういう娘がいたら腹が立ちそうだけど。2013/01/07

にま

2
子どもの町、それはジュゼッペの思ったものとは違っていました。そこで濡れ衣を着せられ、追われる身となったジュゼッペはマリアとともにローマへ向かいます。そこでもさまざまな出会いがふたりを待っていました。 子どもは大人の犠牲になりながらも強くたくましく生きています。それでも、子どもが見る世界がよいものであるためには大人の力が必要なんですね。 かなり分厚くて、読み応えのある本ですが、たくさんの人に読んで欲しいです。2010/01/02

norinori

1
マリアの最後がショックすぎてなんだかもう…。一件は落着するものの、マリアとの別れも含めて、皆いい人めでたしめでたし、とはならない、なかなかにシビアなラストでありました。ジャンルとしては児童書であるけれど、大人の責任についても問いかけた作品。ジュゼッペたちのこれからも、大人たちの導きにかかっているのだ、と思うと、(年齢だけは)いい大人な身としては、いろいろ考えさせられもするのでした。2013/02/27

ののはな

1
2回も読みました。何度読んでもおもしろい。さすがクルト・ヘルトです。「赤毛のゾラ」も一気に読ませてくれましたが。これもなかなかスピード感あります。2012/07/04

dumpty

1
審判のなかでのディオゲネの長い言葉、これは作者の言葉でもあるんだろうなぁ。前半あまりに都合よく展開するのが少し気になった。2010/01/28

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