著者等紹介
なかえよしを[ナカエヨシオ]
中江嘉男。兵庫県神戸市出身。日本大学芸術学部美術科卒業後、広告会社のデザイナーを経て絵本作家に。『ねずみくんのチョッキ』(ポプラ社)で講談社出版文化賞を受賞。2005年に巖谷小波文芸賞を、2006年に文化庁メディア芸術祭奨励賞をそれぞれ受賞した
上野紀子[ウエノノリコ]
埼玉県入間市出身。日本大学芸術学部美術科卒業後、イラストレーターを経て絵本の世界へ。1972年にニューヨークのハーパー&ロウ社から初の絵本“ELEPHANT BUTTONS”を出版。『ねずみくんのチョッキ』(ポプラ社)で講談社出版文化賞、『いたずらララちゃん』(ポプラ社)で絵本にっぽん賞、金子みすゞ童謡『ほしとたんぽぽ』(JULA出版局)でサンケイ児童出版文化賞推薦など多くの受賞作品がある。また2005年には巖谷小波文芸賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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神城冥†
37
ちょwwシェリー!確かに野良には野良の幸せがあるけれども、飼い猫には飼い猫の幸せがあるはず。飼い主さんの悲しみを思うといたたまれないなぁ。まぁ、恋は盲目ってやつかな。2016/02/18
り こ む ん
14
飼い猫と野良猫のお話。結末はちょっと…猫と暮らしている私にはちょっと淋しくも感じる。どこにいても自由奔放な猫。家猫か野良猫…人間に気を使わない分、野良のがよいのかなぁ?2013/09/22
寧々子
12
白猫のシェリーは可愛がられ大切に育てられている飼い猫。 窓辺でうたた寝をしていると野良猫が外から声を掛けてきて、楽しいから外へ一緒に出掛けてみようと誘われます。 初めての体験ばかりで上手にできないシェリーを呆れながらも助けてくれる野良猫。 世間知らずのお嬢さまと不良少年の恋物語のような展開?!と思いながら読み進めていたら・・・ シェリーと野良猫の恋物語と思えば、これはハッピーエンド♡だと思うのですが、シェリーの飼い主のことを考えると哀しい気持ちになっちゃいます。2016/04/13
Cinejazz
11
〝大切に育てられてきた白猫シェリ-が、のんびりと窓際で日向ぼっこをしている。そこへ、どこからか一匹の野良猫がやって来て「おーい、にんげんの家なんかで、よくそんなにノンビリ寝てられるね」...驚いて目を覚ましたシェリ-は 「なんて失礼なの❢ あなたの名前は?」「ぼくは、独りっきりの野良猫だから、名前なんかいらないんだ」「ひとりっきりで、名前もないなんて、可哀そうね」「ぜんぜん。ちっとも可哀そうじゃないよ。野良猫のほうが、気楽だよ。食べるものには困らないし、外には楽しいことがいっぱいあるからね」...↓2025/02/08
遠い日
9
飼い猫のシェリーと野良猫の出会い。自由気ままに自分らしく生きることを誇りに思っている野良猫の堂々とした態度に感化されるシェリー。飼い猫の気楽さより、自分で何もかもを選びながら生きることを選んだシェリー。ふたりならなお、怖くない。2020/09/29




