内容説明
あおいめシシーとちゃいろめスースー。やることなすことおそろいなのに、見知らぬ同士のそっくりさん。窓から二人をのぞいてみよう!西岡千晶(西岡兄妹)、初のソロ作品。
著者等紹介
西岡千晶[ニシオカチアキ]
三重県津市生まれ。大学で染色を学ぶ傍ら、実兄と組み“西岡兄妹”の名で、コミックモーニング(講談社)よりデビュー。画を担当。『そっくりさらに』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
18
他人の空似!?世の中、自分とそっくりな人が3人はいるとも言う。偶然がもたらす偶然を楽しむ(?)バラランサ。ちびと帽子の意味を考える・・・。繋がりと物欲。現代人の悩みが思わず浮かぶ・・・。考えすぎかな・・・。絵はNYの現代アートの印象。わずかな表情の変化を感じるのが、面白みかもしれない。ちなみに、シシー、スースーの部屋が”間違い探し”のようで、次男が楽しんでいた。(笑)2013/07/06
遠い日
13
そっくりの、空似の世界。あっちとこっち、パラレルワールド。シシーとスースー。世界には、自分とそっくりの人が3人はいるといわれるけれど、そのうちのひとりとわたしはもう出会ってしまった。元気にしているだろうか。2019/12/23
ダリヤ
9
つたをつたっていったりきたりしながら、きみょうなひとたちのまどをバラランサといっしょにのぞく。みしらぬそっくりさんたちのまちがいさがしもたのしい。なべのそこでつながっている、みしらぬそっくりさん。ふしぎ。ひみつにきづいたら、はすのはながさくの。そう、きれいなぴんくいろ。2014/08/08
33
4
かわいいけど、不気味なのね。緻密だけどどこかバランスのくずれた絵、懐かしい色合い、模様。愛らしいのに、子供は怖いと感じてしまうかもな…自分にそっくりな誰かが居て、自分とそっくりの生活をしている。違う場所で、お互い知らずに。怖いような、気持ち悪いような。。。でも癖になる絵。武井武雄っぽくて好きです。2011/12/03
鳴蝉
4
どこにつながっているのか分からない、底のない真っ暗な鍋を想像してみると、意外と怖いですね。自分の知らない所で、自分そっくりな人間が、自分と同じような生活をしているのかもしれない。そう考えると面白いようですが、なにかしらゾクッとします。2010/01/15