内容説明
受講生が作成した講義の調書を講義ノートにフィードバック。一方通行の大学の講義が“プロトコル方式”によって双方向の討議へと生まれ変わる。
目次
第1章 カント美学―二〇〇三年度月曜講義プロトコル(美のゆくえ;美学と芸術学、および「醜」 ほか)
第2章 ヘーゲル美学―二〇〇四年度月曜講義プロトコル(ヘーゲル美学の全体構成;ヘーゲルの建築論 ほか)
第3章 アドルノ美学―二〇〇五年度月曜講義プロトコル(アドルノ美学のコンテキスト;ヤウス、ハーバマス、グリーンバーグの「モデルネ」論 ほか)
第4章 ハイデッガーの芸術論―二〇〇六年度前期月曜講義プロトコル(演習 当時のドイツの思想状況;演習 二つの講演ヴァージョンの異同 ほか)
付論 日本美学の風土的可能性(二〇〇四年度後期月曜講義より)(ヘーゲル美学との対比におけるアジア美学;現代の自然美学 ほか)
著者等紹介
大橋良介[オオハシリョウスケ]
1944年京都市に生まれる。1969年京都大学文学部哲学科卒業。1974年ミュンヘン大学文学部哲学科博士課程卒業(Dr.phil)。1983年ヴェルツブルグ大学で教授資格を取得(Dr.phil.habil)。1990年西ドイツ大統領(当時)よりシーボルト賞を授与される。1996年フンボルト財団よりフンボルト・メダルを授与される。大阪大学文学研究科院教授。専攻は哲学・美学(~2007年3月)。龍谷大学文学部教授(2007年4月~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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