出版社内容情報
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著・文・その他
目次
『芽胞形成菌』という、非常に守りの堅い特別な細菌です。
腸の中で増えて、危険な『外毒素(トキシン)』を作り出します。熱にも乾燥にも耐えられて、環境に長く生きられます。
消毒薬が効きにくいので、消毒の際には工夫が必要です。
細菌なのに、抗菌薬を使うとむしろ出てきてしまいます。病院内の患者にこっそりと潜み、広がり、悪さをします。
症状は単純ですが、意外と見逃しやすいです。
重症化することがあり、あなどれません。
治ったように見えても、何度も繰り返し発症します。
検査は必要なときにだけ行い、結果には慎重な判断が必要です。〔ほか〕
著者等紹介
矢野邦夫[ヤノクニオ]
浜松医療センター副院長兼感染症内科長兼衛生管理室長。1981年3月名古屋大学医学部卒業。4月名古屋掖済会病院。1987年7月名古屋第二赤十字病院。1988年7月名古屋大学第一内科。1989年12月米国フレッドハッチンソン癌研究所。1993年4月浜松医療センター。1996年7月米国ワシントン州立大学感染症科エイズ臨床短期留学、米国エイズトレーニングセンター臨床研修修了。1997年4月浜松医療センター感染症内科長(現職)。7月同衛生管理室長(現職)。2008年7月同副院長(現職)。医学博士。浜松医科大学臨床教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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