内容説明
初版から7年の歳月が経過した。全面改訂にあたり、妊娠時の臨床薬理学の立場に基づいた胎児への薬物の影響、妊娠各期におけるかかりやすい疾患、病態と薬物療法の実際などの項目を核に、新たに「妊婦と薬物」、「妊婦への抗ウイルス薬投与とワクチン接種」を、また「炎症、アレルギーに作用する薬剤」、「循環器系/呼吸器系に作用する薬剤」、「消化器系/神経系に作用する薬剤」を投与する際の注意点への解説などを加え、一層の内容充実をはかった。
目次
1 妊婦の薬物治療と胎児への影響
2 妊婦と臨床薬理
3 妊婦と薬物
4 妊娠初期にかかりやすい疾患と薬物治療の考え方
5 妊娠中期にかかりやすい疾患と薬物治療の考え方
6 妊娠末期にかかりやすい疾患と薬物治療の考え方
7 妊婦が感染症にかかった場合の処置と対策
8 合併症妊娠とその対策
9 妊婦への薬物投与の注意点
10 薬物・嗜好品と妊婦―薬物動態学的検討を中心に
11 主な使用禁忌薬剤:理由と措置―添付文書情報に基づく妊婦・授乳婦への使用
著者等紹介
松田静治[マツダセイジ]
江東病院顧問
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