岩波新書
人生を肯定するもの、それが音楽

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004308881
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0273

出版社内容情報

フォークソングに惹かれて音楽の世界に飛び込んだ著者は,谷川俊太郎・武満徹・渡辺貞夫・坂田明氏ら,ジャンルを超えて師と友に恵まれる.30余年の活動を経て,音楽の魅力をいまどう考えるか.エピソード豊かに綴るエッセイ.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

40
自伝のようで、交遊録のようで、でも本当は『あいつ』について書いた本。『あいつ』とは何かを語るために、小室さんはこの本を書いたのかもしれない。予定通り、台本通りに演奏すれば、及第点の音楽は作れるが、そこを乗り越えた何かを求めて、音楽家や作家は、あえて予定調和を崩すのだろう。オデッタやアメリカの録音スタッフとのエピソードには、思わずため息が出た。2018/08/16

海星梨

5
読メ登録888冊登録記念で各新書ノベルスの888を八冊読む、二冊目。タイトルが詩的なので、警戒しいしい読み始めました。伝えたいという意思が伝わってきて一気読みです。しかし、その正体は何か不明です。YouTubeで少し検索した限りあんまり著者の音楽は好きではありませんでしたが、この本においては、気持ちを音楽が表現することの根源について共鳴できるものでした。ツツガムシ病の地域にはあの村の嫁はとるなと民謡が残っており、アメリカに奴隷として渡った人たちも歌を歌ったといいます。音楽とはそういうものだと思えました。2019/04/17

ひでまろ

2
本書を読んで、かつて友人と「作品の善し悪しと作者の人間性は別か?」について話し合った事を思い出しました。様々な人との交流が描かれていますが、自分としてはオデッタとニューヨークの録音技師のエピソードが心にしみました。2016/04/14

いちはじめ

2
小室等の音楽と同じく、真面目で優しい感じの本。2004/04/20

adelita

1
どう音楽と向き合うか、というのを問い続けているのかな、という感じ。還暦すぎていても柔軟性を失っていないのが素敵だと思う。武満徹さんとのエピソードが印象的でした。2013/05/12

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