内容説明
十一さいの誕生日の前日に、指輪を贈られたルーシー。その指輪は、おばあちゃんのそのまたおばあちゃんのおじさんにあたる、ジェームズおじさんから代々受け継がれてきたものだった…。1991年ビスト賞・最優秀新人賞受賞作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
86
児童書。YA。1991年のイギリスに住む11歳の少女ルーシーが1885年のアイルランドにタイムスリップした▽ルーシーは誕生日プレゼントに祖母から美しいルビーの指輪をもらう。指輪の魔法で100年前に飛ばされたルーシーはお城でメイドとして働き始める。帰るためには指輪を取り戻さなければならない▽裕福で恵まれたルーシーは自分が1番でないと我慢できないワガママ娘だった。反省してすぐ帰れると思いきや困難の連続でドキドキした。アイルランドの歴史の勉強にもなる。2024.7刊2025/01/19
joyjoy
11
タイムスリップ×アイルランドの歴史。アトリーの「時の旅人」を思い出したが、こちらの主人公ルーシーは、なかなか現代に戻ることができず、ハラハラしながら読み進めた。ルーシーだけでなく、エリザベスも変化していくのがよかった。オシェアさんの料理の描写がどれもおいしそうで、食べてみたくなる。ルーシーのその後も気になる。本当にあの大きな家に住むことになるかもしれない出会いに、わくわく。2025/02/08
おだまん
8
以前通勤電車で隣に座っていた方がこちらの表紙案?を見ていらしてついついチェックしてしまった本。行きて帰りし成長譚。懐かしいような感じの児童書。ラストが素敵。2024/10/06
timeturner
5
20世紀末から19世紀後半にタイムスリップした少女が田舎屋敷のメイドになる。『時の旅人』に似てるけど、こちらは貧困に苦しみ自治をめざすアイルランドの人々の姿を見て自らの生き方を考え直す物語。2025/01/23
ねずみ
1
近くにあるが、なかなか取り戻せない指輪。 指輪を取り戻せるか、ドキドキしながら読み進めることができた。2025/02/05