内容説明
イギリスのベストセラー作家、ロザムンド・ピルチャー。彼女の描くイギリスの田園風景や魅力的な人々。描かれる人々は身近な誰かと似ている―時には自分の一部に。人の強さ、そして弱さを愛おしく感じる珠玉の短篇集第二弾。
著者等紹介
ピルチャー,ロザムンド[ピルチャー,ロザムンド] [Pilcher,Rosamunde]
1924年、イギリスに生まれる。18歳より『グッドハウスキーピング』『レディーズ・ホーム・ジャーナル』等を中心に数多くの短篇を発表。代表作『シェルシーカーズ』(朔北社)は世界的に500万部を売るベストセラーとなった。短篇、中編、長編を多数発表。2002年にOBE勲章受賞。2019年没
中村妙子[ナカムラタエコ]
1923年、東京に生まれる。東京大学西洋史学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほう
30
大好きなロザムンド・ピルチャーの短編集。穏やかでほっとするような物語が続く。どれも良いのだけれど、「父のいない午後」が良かった。今ひとつ壁があるような義理の母ステファニーとエミリーの関係。その母の出産を巡る一連の流れを機に、本当の家族になったと言う実感を二人が得る展開に温かい心持ちになった。2022/03/04
miaou_u
9
ここのところ、ほんとうの幸せとは、と良く考える。一度きりの人生、このままでいいんだろうか、と。イギリスの美しい風景に溶け込む、本書に登場する年齢も性別も様々な登場人物たちに、こんな生き方もあるよ、こんな考え方もあるよ、もっと力を抜いて生きていいよ、そんなことを優しく教わっているような気持ちで、お茶の時間を読んでいた。2023/08/05
shikinokeyaki
2
少女小説っぽい短編集。「父のいない午後」が一番好きかな。2024/01/28
じみ
1
赤毛のアンを思い出しました。 なんとも穏やかで丁寧な暮らしでしょう。2023/09/18
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