ミスターオレンジ

個数:

ミスターオレンジ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月02日 01時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860851248
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8097

内容説明

一九四三年のニューヨーク。八百屋の少年ライナスは、オレンジを注文するひとりの画家と親しくなる。その人を「ミスターオレンジ」と呼び、まっしろな壁に原色の四角を貼りつけた明るいアトリエに魅了される。ナチスが支配するヨーロッパから、命がけで逃げてきたその画家は、ライナスにとって特別な存在となった。ミスターオレンジを通して、ライナスは新しい「未来」に出会い、想像の自由を守ることの意味を自分で考えはじめる…。2014年全米図書館協会「バチェルダー賞」受賞作品。

著者等紹介

マティ,トゥルース[マティ,トゥルース] [Matti,Truus]
長年、編集者を務めていたマティは、2007年に『出発時間』(未邦訳)で児童文学作家としてデビュー。同作品で、オランダのフラッハ・エン・ウィンペル賞と、ミルドレッド・L・バチェルダー賞を受賞。バチェルダー賞は、毎年、全米図書館協会が優れた翻訳児童文学に贈る賞で、マティは2作目の『ミスターオレンジ』で、2014年にふたたびバチェルダー賞にかがやき、今後の活躍がさらに期待される

野坂悦子[ノザカエツコ]
1985年より5年間、ヨーロッパに住んだ経験を活かして、オランダやベルギーの優れた絵本や物語を紹介している。長年JBBY(日本国際児童図書評議会)の理事をつとめ、「紙芝居文化の会」海外統括委員としての活動もつづけている

平澤朋子[ヒラサワトモコ]
2005年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

106
何だろう?このすがすがしい満足感。戦時中のニューヨーク、八百屋の少年が画家の元へ毎週オレンジを配達する。戦争をかっこいい戦いのように思ってしまう男の子が、現実を知って打ちのめされ、画家との交流から広い視野を得る。原色の四角形に未来への希望を託す画家…あ、あの人か!特に好きな画家でもなかったけれど、この本を読んで作品がぐっと身近に感じられるようになった。巻末の解説もとても興味深く、“オレンジ”の別の意味に納得。トゥルース・マティさん、追いかけたい作家さんがまた増えた。2017/11/09

mntmt

28
読んだあと、すぐGoogleでモンドリアンを検索した。見たことのある抽象画が目に飛び込んで来た。この絵を描いた人だったのか。何も知らずに読んだけど、オレンジを配達する少年と画家の交流を爽やかに描いた、良い本でした。未完成の絵”ヴィクトリー・ブギウギ”を近くで見てみたいな。2016/11/07

はやしま

22
ナチスやユダヤ人の悲劇が語られるかと思ったが、少年の成長物語だった。自分には肩透かしな感だったが、少年の成長の様子は微笑ましく見守るように読了。ライナスにとってのミスターオレンジが、坂口尚の「石の花」におけるクリロとフィンベルバルディンク先生の関係のように感じた。実在した画家の死後の展示会に合わせて作られた架空の物語とのこと。戦時中にはこうした物語が米国のあちこちに街角にあったのかもしれない。2017/04/27

杏子

20
想像力が人を救うこともある。そして人を殺すことも。ナチスが生んだ戦争に加わりに志願して海を渡っていった兄のアプケを慕う弟のライナスが、兄と反対にヨーロッパからニューヨークまで戦争から逃げてきた画家のミスターオレンジと出会い、その不思議な絵に触れるまで。その画家はライナスにとって、大事な存在になった。彼からいろいろな物事について話を聞いたライナスは「新しい『未来』」のことも知る。想像すること、自由を守ること。これからの未来を担う若い人にぜひこの作品を読んでもらいたい。そして未来を信じてもらいたい。2016/12/12

19
感想を読んで気になった作品。子供の時に読みたかったです。戦争について考える力が付いたかも。甥2号に勧めます。この作品を探してる時、面白そうな児童書がゴロゴロと♪児童書に手を出しそうな予感^^;2017/11/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11204435
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品